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似たもの同士を惹きつける!「金星」について

こんにちは!いけだともみです。

これまでのホロスコープのお話はこちらからどうぞ。

 

私たちの人生の計画書!ホロスコープについて 

私たちの内にあるもの!「惑星」について

光り輝く生命のエネルギー!「太陽」について

受け取ったもので満ちる!「月」について

異なる概念を結びつける!「水星」について

 

ホロスコープの「惑星」についてのお話の続きです。

4つめの惑星は「金星」です☆

 

「金星」について

「金星」の惑星記号、シンボルはこちらです。

占星術完全ガイドの「金星」のシンボルの説明はこちら。

物質を表す十字の上に 霊(スピリット)を表す円(霊が物質を支配している)。

 

私たちの真の「太陽」意識は、一なる意識・ソース(源)のフラクタル、同じエネルギーです。

私たちの真の「太陽」意識は、魂によって個別化され、エゴマインドという重しがあることによって、物質の次元に存在することができます。

「金星」は、私たちの「太陽」意識を、一なる意識・ソース(源)へと惹きつける力です。

「金星」は自然の共感によって、似たものが似たものへと惹きつけられること、それらをひとつのものとする結合力を表しています。

私たちは、この力を「愛」と呼ぶこともあります。

「金星」は地球のすぐ内側を公転している、地球にもっとも近い惑星です。

夜明けに見える「金星」は「明けの明星」、一番星として夕方の空に輝く「金星」は「宵の明星」と呼ばれ親しまれています。

 

チャートの中での「金星」は、自分自身にとって重要なこと、価値があること、尊重すべきこと、私たちが価値あるものとどのように付き合っていくかを表します。

また、私たちが求め続けるロマンティックな理想、他の人の中にそれを探し求め、自分自身のものとすることを求める性質も表します。

また、楽しむこと、喜びとして経験されるすべてのことがら、惹きつけられるものごと、魅力、美、バランス、調和も表しています。

「金星」は、形のないものだけでなく、肉体的な喜びとも関係しています。

古典の占星術では「木星」の次に好ましい惑星とされ、「小さな恩恵(ベネフィック)」とも呼ばれていました。

「金星」はとても豊かで創造的なエネルギーで、芸術、音楽、工芸、ガーデニング、詩などを通して表現されることを求めます。

金星」はまた、人と人との結びつきを作ること、人との親密な関係を求めるごく自然な欲望と関連し、愛や情愛をどのように表現するか、それを他者からどのような形で受け入れることを望んでいるかを示します。

 

「金星」はややノクターナルな惑星です。

やや見せかけ的で、「誘引する光」として知られています。

私たちが「金星」の影響下にあるとき、愛情を持つ対象の欠点を見過ごし、素晴らしい性質だけを強く感じてしまいます。

「金星」は、相手のちょっとかわった癖を敬遠させることなく、私たちをそこに惹きつける効果があります。

「あばたもえくぼ」に感じさせるのは、金星のエネルギーによるものなのです。

「金星」は、のエネルギー、女性性のエネルギーを持ちます。

つながりを感じること、パートナーとの結びつきや一体感を経験することを求めます。

 

「金星」は一体化することを通して完全になることを求め、全体が部分の総和以上のものだという考えを体現します。

「金星」のエネルギーは、より高次で霊的なレベルで十全に働きます。

大抵の場合、私たちは「金星」の持つ物質的な面、触れることのできるものごとへととらわれてしまい、より高次の本質を見失ってしまいます。

究極的に「金星」は、全宇宙とのつながりを取り戻し、私たちとすべての被造物との間の結びつきを再び見出すために、私たちが探求すべき場所です。

 

「金星」と関連する神々

イナンナは、メソポタミア文明のシュメール神話における「金星」の女神です。(メソポタミア文明は古代オリエントで最初に興った文明です。メソポタミアはギリシア語で「川の間の地域」という意味で、現在のイラク東部のティグリス川とユーフラテス川という2つの大河の間の地域です)

イナンナは、愛や美、戦い、豊穣の女神でもあります。その名は「nin-anna」(天の女主人)を意味するとされています。ウルク文化期(紀元前4000年-紀元前3100年)からウルクの守護神として崇拝されていたことが知られ、エアンナに祀られていました。シンボルは藁束と八芒星(もしくは十六芒星)、聖樹はアカシア、聖花はマートル(ミュルトス・銀梅花)、聖獣はライオンです。シュメール人は、世界が閉じたドーム状で、ドームの基礎をなす地表の下には冥界があり、ドームの外には原初の海が広がっていると考えていました。ドーム状の空を司る神はアン、地上の神はキ、原初の海はナンムと呼ばれました。シュメール神話の太陽系を示す石板には、天王星や海王星、冥王星といった当時未発見の天体の他、ニビルなどの神話上の惑星も描かれているとされます。

 

一説には、イナンナはニンフルサグという女神から「金星」の女神の称号を譲り受けたとされます。ニンフルサグとは山の女神という意味で、シュメール神話の大地の女神です。運命を定める7人の神々に名を連ね、繁殖・豊穣を司る女神とされます。シュメール寺院に伝わる聖歌によれば、天における真に偉大なる女神とみなされており、歴代のシュメールの王はニンフルサグの乳により養われたともいわれ、幾人かのシュメール王にとっての守護神となっていました。牛の角のついた頭飾りに段々のスカートをまとい、肩には矢筒を背負った姿で描かれることが多く、つながれたライオンの子を伴った姿で描かれることもあります。ニンフルサグのシンボルは Ω(オメガ)です。寺院はエサギラ(神聖な女神の家)と呼ばれ、エリドゥのクフール(神聖な山)にありました。キシュにも寺院がありました。ニンフルサグは、ニンマー(偉大なる女王)、ニントゥ(出産の女神)、ママ(Mama、母)、マミ(Mami、母)、アルル(エンリルの妹)、ベレト・イリー(神々のなかの貴婦人)、ニンジナク(胎児の女神)、ニンディム(ファッションの女神)、ナガルサガク(内装工)、ニンバハル(窯業の女神)、ニンマグ(外陰の女神)、ニンシグシグ(静寂の女神)、ムドケスダ(血の忠誠を司る者)、アマウドゥダ(生命を産み出す母)、サグズディンギレナク(神々の助産師)、ニンメンナ(王権の守り神)など、さまざまな異名をもっています。後の時代になってニンフルサグと融合・同一視されるようになったものもあります。

 

メソポタミア神話での「金星」の女神はイシュタルです。イナンナの系譜と地母神の血を引く、広く尊崇された愛と美の女神で、戦、豊穣、王権など多くの神性を持ちます。アッカド語では古くはエシュタル、後にイシュタルと呼ばれるようになりました。この語は元来は「金星」を意味しました。明けの明星としては男神、宵の明星としては女神でしたが、最終的に1つの女神として習合されました。イシュタルを示す楔形文字は豊穣を示すアシの束です。古代メソポタミアでは豊穣を願う儀式として、国王がイシュタルの夫役を演じて行う結婚式「聖婚儀礼」が行われました。奔放でありながら抜け目なく、慈悲深くありながら冷酷、優美な振る舞いで男性を魅了することもあれば、思いのままに激情するなど、イシュタルの性格の表現には幅があります。イシュタル信仰はシュメールのイナンナ信仰を核としています。紀元前3000年に王権授与の役割を任され、紀元前3千年記後半にイナンナがイシュタルと習合し、金星・愛欲・戦争を司る女神として崇拝されるようになりました。豊穣神としての面が再び注目されるようになったのは、紀元前21世紀から後のことです。イシュタルは様々な女神の特性を取り込んで信仰の場を広げ、古代メソポタミア全域にその名が及びました。異民族の王朝でもイシュタル信仰は衰えを見せず、新たな神殿が建てられるなどしていました。カナンでは軍神かつ金星神のアッタルと結び付くことで男神的な属性を得るようになり、アッシリアではアッシュルと同じ顎鬚を生やし弓と矢筒を持った姿で崇拝を受け、ヒッタイトにおいては法律と戦争を司り、男神と同列の扱いを受けたとされています。こうしたイシュタル信仰は後代まで続きました。イシュタルは様々な女神と神学的に同定され、アッカドのアヌニートゥ、バビロンのベーレト・バビリ(バビロンの女主の意)、カナンのアスタルテ、シリア女神のアタルガディスにも起源を同じくします。イシュタルの神格を継いだエジプトのアナトは気性が激しいことから「凶暴なる乙女」と評されました。イシュタルは、フェニキアの女神アスタルテやシリアの女神アナトと関連し、古代ギリシア神話のアプロディーテー、ローマの女神ウェヌスと同一視されています。

 

古代エジプトでは、古代エジプト神話の愛と美の女神ハトホルが「金星」を司りました。たくさんの夫とたくさんの子どもと考えられた神がいました。その姿は、牝牛か牝牛の頭部を持つ人間として表されました。人間の女性の姿で表される時も頭には牛の角が生え、角の間に太陽円盤を載せ、牝牛の耳を持つ姿で描かれます。世界を生み出した天の牝牛、鉱山の守護神、ホルスのこの世の姿であるファラオに乳を与える牝牛、妊婦を守る女神などの多様な性格を持っていました。ハトホルは、オシリスとイシスの伝説の広まりに伴ってオシリス信仰が主流になると、死者を養う女神としての性格も持つようになりました。 冥界へ行く者達にパンと水(もしくは乳)とイチジクから作られた食物を与える役割を持ち、エジプトイチジクの木の貴婦人、南方のイチジクの女主人と呼ばれ、ハトシェプストやクレオパトラといった女性ファラオからも信仰を得ました。 ハトホル信仰は中心地デンデラの他に、サイス、ヘルモポリス、ヘリオポリス、クサエ、ヘラクレオポリス、エスナを擁し、エジプト国外では、ヌビア、プント、シナイ半島にも及びました。 ハトホル信仰は、イシスと共にローマ帝国にまで広がり、ギリシアではアプロディーテーと同一視されました。

 

「金星」は、英語では Venus ヴィーナス、ラテン語では Venus ウェヌスです。ウェヌスは、ローマ神話の愛と美の女神です。本来は囲まれた菜園を司る女神でしたが、後にギリシア神話のアプロディーテーと同一視され、愛と美の女神と考えられるようになりました。ウェヌス・アキダリア、ウェヌス・クロアキナ(浄化者ウェヌス)、ウェヌス・エリュキナ(不純な愛を体現する・娼婦の守護神)、ウェヌス・フェリクス(好意的なるウェヌス)、ウェヌス・ゲネトリークス(母なるウェヌス)、ウェヌス・カッリピュゴス(綺麗なお尻のウェヌス)、ウェヌス・リベルティナ(解放女奴隷ウェヌス)、ウェヌス・ムルキア(マートルのウェヌス)、ウェヌス・オブセクェンス(いさぎよきまたは寛大なるウェヌス)、ウェヌス・ウーラニアー(天のウェヌス)、ウェヌス・ウェルティコルディア(心を変えるウェヌス)、ウェヌス・ウィクトリクス(勝利のウェヌス)、ウェヌス・アミカ(友人としてのウェヌス)、ウェヌス・アウレア(黄金のウェヌス)など、女神の異なる側面や役割りを指し示すためのさまざまな添え名がありました。ウゥルカーヌスの妻ですが、マールス、メルクリウス、アドーニス、アンキーセースたちとのロマンスが伝えられています。カエサルはウェヌスを祖神として、彼女を祀る為の壮麗な神殿を奉献したといいます。 また、カエサルの祖神として軍神ともされました。ラテン語で金曜日はdies Veneris(ウェヌスの日)とされます。

 

ギリシアでは、ギリシア神話の女神アプロディーテーが「金星」を司るとされます。

オリュンポス十二神の一柱で、愛と美と性を司り、美において誇り高く、パリスによる三美神の審判で最高の美神として選ばれています。また、戦の女神としての側面も持ちます。元来は、古代オリエントや小アジアの豊穣の植物神・植物を司る精霊・地母神であったと考えられます。アプロディーテーは、生殖と豊穣、春の女神でもありました。プラトンの『饗宴』では、純粋な愛情を象徴する天上の「アプロディーテー・ウーラニアー」と凡俗な肉欲を象徴する大衆の「アプロディーテー・パンデーモス」という二種類の神性が存在すると考えられていました。アプロディーテーのつけた魔法の宝帯には「愛」「憧れ」「欲望」が秘められており、自らの魅力を増し、神や人の心を征服することが出来、結婚相手、愛人がたくさんいたとされます。聖獣はイルカ、聖鳥は白鳥・鳩・雀・燕、聖樹は薔薇・芥子・花梨・マートル(ミュルトス、銀梅花)です。真珠、帆立貝、林檎もその象徴とされます。牡山羊や鵞鳥に乗った姿でも描かれます。気が強く、ヘーラーやアテーナーと器量比べをしてトロイア戦争の発端となったり、アドーニスの養育権をペルセポネーと奪い合ったりすることもありました。

 

 

「金星」は、シュメール神話のイナンナ、ニンフルサグ、メソポタミア神話のイシュタル、古代エジプト神話のハトホル、ローマ神話のウェヌス、ギリシア神話のアプロディーテーという女神たちに関連付けられています。

これらの女神たちの性質は「金星」のエネルギーを象徴しています☆

 

サインの中の「金星」

「金星」は、ノクターナル、陰、受動的で感応性が高く、親和性や愛に基づいた絆やつながりを形作っていきます。「金星」は、個としての自己よりも大きなものとつながるために人間関係を作っていくのです。

本来の「金星」は受動的・感情的で、「月」と同様に水と土のサインで最高の働きをしますが、関係性、美、バランスへの金星の関心は空気のサインであるてんびん座によってサポートされます。

「金星」は、恩恵(ベネフィック)を与える惑星のひとつです。

以下、各サインの中の「金星」についてまとめます。

 

 

おひつじ座の金星

金星にとっておひつじ座は居心地の悪い場所です。金星はおひつじ座で非常に強まりますが、その力を特殊なやり方で使うことになります。関係性のバランスを真に維持するためには、すべての個人が自分自身を完全に表現しなければなりません。関係性を求めるサインの中での金星は、バランスと調和を実現するため自分を抑制し、パートナーの願いに譲歩することで和解しようとしますが、おひつじ座ではそうなりません。非常に衝動的になり、ほしいものをほしいときに求めるようになります。おひつじ座のエネルギーが他者のことを気に留めることがほとんどないため、自分の幸せのためだけに精力を注ぎ、その行動が他人にどんな影響を与えているかに注意を向けることはなくなってしまいます。人間関係やその適切な境界線や、他者を考慮することについて、苦労しながらも学んでいかなくればなりません。

 

おうし座の金星

金星はおうし座をルールします。おうし座は、金星の官能的、実際的、創造的な面を引き出し、一流の世界を経験することを求めます。おうし座は非常に勤勉で実利を求めるエネルギーです。高級志向だったとしても、物の価値を理解し、人生で最高のものを手に入れるためには必死に働かなければならないこともわかっています。昼のチャートでのおうし座の金星は、より集中力を増加させる傾向があり、勤勉に働くことをいといませんが、金銭的に幸運にもなっていきます。夜のチャートでは、長期にわたる快適さよりも当面の満足へと向かう傾向が強くなります。おうし座の金星は、安定性、誠実さ、創造性、実用性に価値を置きます。他者とかかわっていく際も、現実的で計画的で合理的な態度を示す傾向があります。

 

ふたご座の金星

ふたご座は金星の中から社交家の面を引き出します。金星は魅力的で美しくなりますが、同時に動き続けようとします。ふたご座のエネルギーは、人間関係に必要な関心を向けること、反復性、安定性をもたらすものではありませんが、深い人間関係を持つことができないわけではありません。ふたご座の金星が常に社会的な活動を求め続け、世界全体との関係やつながりを作っていこうとするのは、宇宙とのつながりを求める金星の欲求に近づいていこうとするためでもあります。

 

かに座の金星

かに座の金星は、関係性を通して感情的な欲求や安全への欲求を満たそうとします。人間関係は感情的な支え、養育、保護、精神的な結びつきを与えてくれるものですが、誰もが同じものをもたらしてくれるわけではありません。かに座の金星はすべてにおいて心が先に立ちます。自分の感情的欲求をパートナーの援助や関わりなしに満たすこと、関係する人々との間に感情以外のレベルでのつながりを作っていくことを学ぶ必要があります。

 

しし座の金星

しし座のエネルギーは、他者の存在を意識し、ある程度は他者と関わりを作っていくことができますが、自己中心的なところがあり、他者と関係性を作っていく際、いかに自分が素晴らしく寛大であるかを認め、称賛してもらうことを求めます。しし座の金星は温かく、寛大で楽しく、カリスマ的で魅力的になります。金星の芸術的な才能と組み合わさると劇的な役割を果たすものとなりえますが、他者からまったく注目されないときは、激しい癇癪や感情の爆発を起こすことがあります。高く評価されないとしても、注意を向けてもらう必要があります。しし座の金星は、精神的で無私無欲の人間関係や創造的プロセスについて、ほかの人の意見よりも自分自身の意見を大事にしていくことを学ぶ必要があります。

 

おとめ座の金星

おとめ座の金星は、ものごとの細部や、ものごとを改善する方法にばかり目を向けてしまい、ものごとをあるがままの形で評価することができなくなります。完璧なことにこだわるために、ロマンティックなパートナーとなる可能性がある人のあら探しをしてしまい、ふさわしいパートナーを退けてしまう可能性があります。ものごとを完全にすること、完成することではなく、プロセスに意識をむけることをまなばなければなりません。それは、花壇の雑草を引き抜き整えながら、花壇に咲いているバラの花の美しさを評価する、というようなことです。

 

てんびん座の金星

金星は、てんびん座をルールします。てんびん座は一度にひとつだけの関係に集中し、バランスと調和を求めます。てんびん座の金星は、より洗練された形で芸術的才能を表すことができます。美しさと均衡を表現する、画家、音楽家、彫刻家、作曲家、数学者、外交官、調停者などです。均衡と調和への理想を何よりも重視するため、表面的にそれらを実現するため、相手を操ること、なだめること、相手に懇願することへと金星の魅力を利用することもあります。実際には、平和が乱されるのを避けるためならば何でもします。プロセスにおけるバランスを学ばなければなりません。関係性の中で、事態は双方の間で揺れ動きます。関係性の中の真のバランスを見つけるためには、他者のことを考慮しながらも、各自が完全に自分自身であり続けることが必要です。

 

さそり座の金星

さそり座の中の金星は、人間関係を通して経験できる深い感情的で霊的なつながりに関心を集中します。このひたむきな傾向は、金星を制限するものとなります。そのため金星は、もっとも激しく互いを変容させる感情的な関係を可能な限り追及していこうと決意を固めます。さそり座のエネルギーは、非常に深く内面へと向かいます。さそり座の金星が外向的になることは難しく、パーティーよりも集団でのセラピーを好みます。力強いヒーリングをもたらす関係を作り出すことができますが、それが唯一の関係性の種類となってしまうこともあるようです。金星は、最終的には関係性を通じて霊的なつながりへと向かっていくことを知っています。さそり座の金星は、誰もが深い感情的なつながりの経験を求めているわけではないということを、時間をかけて学び理解していく必要があります。

 

いて座の金星

いて座のエネルギーは関係性の要素を持っていますが、それは個人と宇宙の間にあります。いて座は拡張と自由の惑星である木星にルールされています。いて座の金星は何よりも自由であることを重視します。真実の追求を制限されるかもしれない場合、境界や制限に対して非常に敏感になります。いて座の金星は、関係性の中で大きな信頼や信用を期待します。その信頼が破られ、信用が見当違いであったならば、金星はその関係を続けようとしません。いて座はあまりにも強い集中力で一点に向かっていくため、金星は本来の社交的な能力のいくらかを失うでしょう。関係性の真実の探求を宇宙へと向け、最終的には、霊的なレベルで他者と真につながっているとき、私たちは宇宙とつながっている、ということを見出すことになるでしょう。

 

やぎ座の金星

やぎ座の金星は、あらゆる形の物質的な富の獲得に集中しすぎる傾向、人とかかわるよりも物とのかかわりを優先する傾向があります。たとえば、対人関係の場面で、常に点数をつけて評価するという形で現れることもあります。感情や感覚といった形や実益のないものであっても、形ある物質的な物と同じように価値を認められるようになることが、やぎ座の金星の学びとなります。やぎ座はアイデンティティを目に見える形で表現しようとします。この世での個人的成功と関連するさまざまなステータス・シンボルを重視し高く評価する傾向があり、自分にとってパートナーがどれだけ役に立つかということへと関心を向けすぎてしまうという問題が生じる場合があります。

 

みずがめ座の金星

みずがめ座の金星は、ほかのサインにいるときよりも感情に動かされることが少なくなる傾向にあります。みずがめ座のエネルギーは、個人よりも集団の欲求と関係し、集団や理想に関心を向けるほうが断然適しています。みずがめ座は正義と自由に関心を持ち、抽象的な形であったとしても非常に思いやりがあります。みずがめ座の金星は自分自身の理想や信念と合ったパートナーに惹きつけられますが、異なる心情や党派の人々に対して調和とバランスを保つことは難しいです。理想を担っていく人々自体も、理想そのものと同様、大切にしなけらばならないということを学びます。

 

うお座の金星

金星はうお座でエグザルテーションし、高次の自己ハイヤーセルフに影響を与えます。うお座の金星は、水の元素の感情的・霊的な性質と、金星の美しく調和のとれたあらゆるものとかかわっていこうとする欲求との間の完璧なバランスを、最終的に見つけ出します。うお座のエネルギーは私たちの間にある境界線を消滅させ、分離の幻想を手放し、宇宙の真実の根源と再びつながることへと向かっていきます。私たちは他の人や美しく調和したものとかかわるとき、全宇宙とかかわっていて、すべての創造物の完成の極致へのつながりを再発見しようとしているということを、うお座の金星は最終的に理解します。うお座の金星は、関係性の中で役に立たなくなった形式や習慣を、たやすく自然に手放していきます。うお座は感情的で霊的な面に作用しますが、うお座の金星の感情的つながりは穏やかなものとなります。

 

 

本日は「金星」についてお話しました。

次回は「火星」についてお話しますね☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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